拠点リーダー挨拶
計画の概要
成果の概要
高精度環境変動解析グループ
変動機構解明グループ
統合モデリンググループ
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計画の概要
成果の概要
私たちの21 世紀COE プログラム「太陽・地球・生命圏相互作用系の変動学(SELIS)」も、立ち上げからすでに2年半、まさに、プログラムの半ばまで来たことになる。関係する教員、研究員、院生の努力で、このプログラムの柱である、太陽活動から人間活動も含む生命圏までの相互作用系としての、シームレスな地球学の構築は、少しづつではあるが、進んでいる。今年度も、SELIS 横断セミナー、サイエンスワークショップ、大学院講義「COE 地球学」に加え、SELIS 主催、共催のシンポジウムや講演会など、10以上を数えた。中でも、気候モデリングの世界的権威であるプリンストン大学の真鍋淑郎先生を迎えての約1週間にわたるシンポジウム+セミナーは、連日、先生のレクチャーを中心に、活発な議論が行われ、参加者全員、地球気候とその変化について、どう理解すべきか、大いに得るものがあった。研究面でも、Nature に掲載された関助教授の論文をはじめ、成果も着々と出てきた。

ちょうどプログラムのほぼ真ん中にさしかかったところで、改めて、わがCOE の精神あるいは目標の正当性、重要性を再確認したい。20世紀の科学は、物理学・化学と生物学を中心に、自然現象の細分化、個別化を通して発展してきたといえる。地球科学も、その流れの中で、現象の細分化、分野の個別化を進めてきたが、その結果、逆説的ではあるが、ますます地球の理解から離れていったともいえよう。もちろん、個別の現象の理解はひとつのプロセスとして非常に重要ではあるが、一方で、まるごとの、即ちシームレスな地球の理解を深めることこそ、私たち人間にとっての「地球とは何か」の問いに少しでもちかづくことが可能であろう。現在の「地球環境問題」も、このような地球全体の基本的な、そして深い理解を通してのみ、解決の道筋がみえると信じている。私たちのCOE の掲げる目標は非常に大きい。今年度の初めに行われた学術振興会の中間評価では、(上位から2番目に当たる)b評価であったが、その掲げた目標の大きさ故に、「道まだ半ば」という評価でもあったと、私は考えている。今後は、研究成果ももちろん重要であるが、いかに新しい地球の学を、学部生、院生を含めた若い世代と築いていくかこそ重要であろう。自然科学離れ、理科離れが問題になっている一方で、環境学は文理融合でなければならないとされている。このような問題群への対処にも、(地域ごと、分野ごとの問題を認識しつつ)地球を丸ごと考えていくという、シームレス地球の見方こそ、重要になってくるであろう。

 
平成18年3月 拠点リーダー 安成 哲三
                   (平成17年度報告書より抜粋)
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