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日時  2008年2月19日(火) 15:00〜17:00
場所 環境総合館 3階 講義室2
講演者 伊藤 大晃(COE-DC)
「地上・衛星観測から見た太陽風加速機構と宇宙天気予報に向けて」

岩崎 絵利果(COE-DC)
「ラボ実験による揮発性有機化合物の大気酸化過程の解析」
講演要旨 1. 伊藤 大晃
「地上・衛星観測から見た太陽風加速機構と宇宙天気予報に向けて」
今回のセミナーでは、太陽風とは?という基本的なことから始まり、近年に行われている太陽観測に関する紹介と、観測と理論から導き出される太陽風加速モデルと観測的宇宙天気予報について紹介する。
1950年代に彗星の尾の観測から、太陽輻射による光の尾とは別にもう一つ別の尾があることがわかり、太陽から外向きの荷電粒子の流れ「太陽風」が存在することが予測された。
そして、1960年代に打ち上げられた宇宙探査機の直接観測によって太陽風の存在が証明された。近年、数多くの地上や衛星によって太陽が観測され、太陽表面の現象や吹き出す太陽風について研究されてきた。しかし、太陽風の加速機構、太陽風が惑星間空間でどのように伝播されるかなど、まだ解明されていないことは多い。そこで、現在どのような観測が行われ、研究されているか紹介する。後半は、私は我々のグループが所有している電波観測アンテナで観測される惑星間シンチレーションから得られる太陽風速度を用いて、太陽風加速機構の謎に観測的にアプローチしてきたので、それについて紹介する。また、惑星間シンチレーション観測の周波数は327MHzであり、太陽から0.2-1AUの領域に感度がある。すなわち、惑星間シンチレーション観測により数日後に地球に到達する太陽風の情報が得られているため、視線積分の効果を取り除けば太陽風予報が可能である。これがどの程度信頼できるかを数値化できれば、宇宙天気予報に向けて一歩近づくことになる。これについても現状を報告する。

2. 岩崎 絵利果
「ラボ実験による揮発性有機化合物の大気酸化過程の解析」
近年、光化学スモッグなどの大気汚染の被害が問題視され、その原因物質である揮発性有機化合物(VOCs)の動態解明と大気環境への影響評価などの早急な対応が求められている。しかし、このVOCsの発生量や濃度分布、大気中での反応メカニズムなど未だ解明されていない部分が多い。また、海洋境界層において非常に高い濃度の無機塩素が観測されており、自然・人為起源の有機化合物の大気酸化過程において、塩素原子の反応がOH 反応と同じくらい重要であることが指摘されるようになってきた。VOCの消失における塩素原子とOHの寄与を定量的に求めるためには、反応速度などの正確な値を知ることが必要となる。しかし、対流圏におけるハロゲンラジカル(X, XO ; X =Cl, Br, I)の生成や消滅などの化学的循環過程については解明すべき点が多く残っている。本研究では、特に塩素原子との反応による酸化過程に着目し、大気中に放出されているVOCsがどのような化学過程を経て消失するのか、大気中に滞留する寿命はどの程度かなどを明らかにすることを目指して反応速度計測・反応生成物の同定・生成量子収率の測定などのラボ実験を行ってきた。具体的には、最新のレーザー技術である波長可変真空紫外レーザー誘起蛍光法や、フーリエ変換型赤外吸収分光法を用いて、VOCsの光分解反応や衝突反応における反応生成物の検出と定量、反応速度定数の決定などの精密実験を行った。
問合わせ先 世話人: 坂口 歌織
(kaori@stelab.nagoya-u.ac.jp)
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